2026-08-25
取材があった日は本当に出るのか——232件を実測データで検証した
取材が入る日を狙って店を決める人は多い。ホール側も、数万円から数十万円を払って媒体や演者を呼んでいる。ところが不思議なことに、「その取材で実際に出たのか」を実測データで検証した記録は、調べた限りどこにも見当たらない。予定を告知するサイトは無数にあるのに、結果を確かめたものが無い。
本サイトはホールが公式に登録した取材・来店の予定と、各店の日次の出玉データの両方を持っている。この2つを突き合わせれば、答え合わせができる。2026年7月13日から8月22日までの取材232件について集計した結果を、そのまま公開する。
結論: 平常比マイナス11枚、上回ったのは42%
232件の取材について、開催日の平均差枚から「同じ店の直近30日の平均差枚」を引いた値(平常比)を求めた。結果は次のとおり。
平常比の平均は−11枚/台。中央値は−26枚/台。平常を上回った取材は42%(98件)で、下回ったのが58%だった。つまり現時点のデータでは、取材があった日にその店が普段より出ていたとは言えない。
ただし平均だけを見て「取材は出ない」と結論づけるのは早い。分布を見ると、平常比+150枚以上だった取材が20件、逆に−150枚以下だった取材が22件ある。大きく振れる日が両側にあり、その差し引きで平均がわずかなマイナスに落ち着いている、という形だ。
なぜこの数字になるのか(仮説)
ここから先は解釈であって、データが証明したことではない。可能性は複数ある。
第一に、取材は集客のための施策であり、必ずしも出玉を伴うとは限らない。人が集まれば稼働は上がるが、それは店にとっての成果であって、打ち手にとっての成果とは別である。
第二に、取材日は人が集まるぶん、良い台に座れる確率が下がる。仮に高設定が普段より多く使われていたとしても、それを取れる人は限られる。平均差枚は店全体の数値なので、この影響は数字に出にくい。
第三に、本サイトが見ているのは店全体の平均差枚であり、取材の対象となった機種や島だけを切り出しているわけではない。特定の島に配分が寄っていた場合、全体平均では薄まってしまう。
媒体ごとの差はまだ判断できない
媒体・演者ごとの集計も出しているが、現時点で検証4件以上の媒体は2つしかない。3件程度の結果から「この媒体は出る」と判断することはできないので、件数を必ず併記したうえで、そのまま掲載している。件数が積み上がれば、媒体ごとの差が見えてくる可能性はある。
判定の基準(事前に登録した規則)
後から都合よく基準を変えられないよう、判定規則はデータベースの定義として先に固定してある。開催日の平均差枚と、同じ店の開催日より前30日の平均を比較する。比較対象が5日未満の場合は判定しない。当日のデータが未取得の取材は、取得できた時点であとから判定する。当たりも外れも同じ基準で、全件を掲載する。
検証結果は毎日自動で更新され、件数が増えていく。最新の集計は検証ページで確認できる。
この検証で言えること・言えないこと
言えるのは「取材があった日に、その店の平均差枚が普段より高くなる傾向は、232件の範囲では確認できなかった」ということだけである。個々の取材が良かったか悪かったかを判断するものではないし、特定の媒体を評価するものでもない。まして、将来の出玉を予測するものではない。
それでも、これまで誰も数字で確かめてこなかった前提に、実測で光を当てる価値はあると考えている。件数が増えたら、また結果を公開する。良い方向に変わっても、悪い方向に変わっても、そのまま載せる。
免責と注意
本記事の数値は公開データの自社集計であり、将来の出玉を保証するものではない。平常比は店全体の平均差枚から算出したもので、個々の台の成績を示すものではない。パチンコ・パチスロは18歳未満は遊技できない。のめり込みに注意し、決めた予算の範囲で楽しんでほしい。